合宿免許は短期間で運転免許証を手に入れるための教習を行うところですが、最短でどれくらいの日数がかかるのか、気になる人は少なくありません。免許の種類によって多少日数が異なる為、あらかじめどんな免許を取得したいのか確認することが必要です。
普通車免許を取得する場合
普通車免許取得を希望する場合、マニュアルとオートマ、どちらかを選択しなければなりません。マニュアルはMT、オートマはATと略されることが多いです。なお、普通車免許を取得する場合、MTかATかによって、最短取得可能日数が異なります。ATの方が多少日数が早く取得できるため、ATしか乗らないのであれば、ATの免許を取得したほうがいいでしょう。なお、運転免許取得のために教習所で車に乗ることができる技能教習は、1日に受講できる時間数が決められています。1段階であれば2時限まで、2段階であれば3時限までと決められているのがポイントです。ただし、3時限連続で教習を受けていいわけではありませんので、注意してください。
普通車免許ATを取得するためのカリキュラムは、1段階で技能教習12時限、学科教習10時限です。2段階は技能19時限、学科16時限となっています。この条件に当てはめて計算した場合、最短で教習所を卒業できる日数はATの場合13泊14日です。なお、MTで取得する場合、1段階の技能教習が15時限となる為、15泊16日が最短となっています。これはあくまでも最短で卒業できる地域の日数です。地域によっては週1日休校日を設けているところもある為、ATの場合14日から16日が相場といえます。MTの場合は17日から18日前後が相場といえるでしょう。
準中型免許を取得する場合
18歳以上で免許を持っていない人が取得できる免許として、普通車免許と準中型免許に分かれています。免許を取得してトラックなどに乗る可能性がある人なら、最初から準中型免許を取得したほうがいいでしょう。普通車免許で3.5トン未満までしか運転できませんが、準中型免許を取得すれば7.5トン未満までのトラックに乗ることが可能となっている為、運送の仕事などを行う可能性が高いなら早目にとったほうが運転に慣れやすいです。合宿免許でも準中型免許を取得するためのカリキュラムは存在しています。
準中型免許を取得するためには、1段階で技能教習が18時限、学科教習が10時限、2段階で技能教習が23時限、学科教習が17時限です。技能教習を受講できる上限に関しては普通免許と変わらない為、計算すると最短で17泊18日が相場となるでしょう。ただし、地域によっては休校日がある為、必ずしもこの限りではありません。中には19泊20日が最短のところもある為、合宿免許を取得する場合は早めに取得可能な地域に行ったほうがいいでしょう。関西・中国地方は比較的早く取得できる合宿免許所が多いです。
取得する免許を決めて教習所を決める
普通免許と準中型免許では取得にかかる日数が異なるうえ、カリキュラムにも違いがあります。どんな車を運転したいのか、仕事の内容やこれからアルバイトを決めたい人は、考えてから取得するといいでしょう。乗用車なら普通車、トラックを運転したいなら準中型が便利です。